為替差損 exchange loss 2003 10 9

 ブッシュ大統領の来日をめぐって、
アメリカ政府の高官が、いろいろ発言をしていますね。
 それでは、その高官に言いたい。
アメリカの通貨政策のおかげで、
アメリカに投資した資金の為替差損は、どうするのか。
 昔、証券業界で、流行した、「損失補填」でもするのですか。
たとえば、アメリカのハイテク企業の株価が、100ドルだとします。
1ドル110円の場合は、
株価100ドル×110円=11,000円。
1ドル100円の場合は、
株価100ドル×100円=10,000円。
 しかし、アメリカのハイテク企業は、成長性が高いので、
為替で損しても、株価でカバーできます。
 問題は、アメリカ国債です。
アメリカ国債は、成長性がないで、為替リスクが、直接、ダメージとなります。
しかし、国債にも、成長性があります。
国債の成長性とは、金利のことです。
 日本の通貨当局が保有している、巨額のアメリカ国債の問題。
現在のところ、これに巨額の損失が出ています。
ブッシュ大統領が、せっかく来日されるのですから、
この問題を、十分に、納得のいくまで、話し合ってほしい。
この問題も、日米首脳会談のテーマにしてほしい。
アメリカに、いろいろと提案したいことがあります。
ちょうど、よいタイミングで、来日されますね。

それにしても、おしゃべりな高官ですね。
これは、今、ホワイトハウスで流行しているリークでしょうか。
ホワイトハウスの住民は、リークが習慣らしい。